2007年12月28日金曜日

独自で低価格制服 札幌東区・栄中 NPO協力3割安く

学校制服の大手メーカーによる一斉値上げに対抗し、札幌市東区の市立栄中学校(競(きそう)和之校長、五百九十五人)は来春から、NPO法人の協力を得た独自のルートで低価格の制服を提供する。生活必需品などの相次ぐ値上げで限界にある父母の負担を軽減するためで、メーカーの通告通りなら、男子で三万円、女子で四万円以上の価格を約三割も安くした。全国的にも珍しい値上げへの自衛策として、PTA関係者の関心を集めており、追随する動きが広がりそうだ。
 同校は男女とも特注のブレザータイプの制服を標準服に指定している。これまでは大手三社に製造を依頼。デザインはもちろん、価格も男子二万九千五百五円、女子三万六千七百五十円と同じで、生徒は三社の中から選んでいた。
 同校が独自ルートの開拓に乗り出したのは、各メーカーが今秋、全国の学校に値上げを通告し、同校にも約10%アップの見積もりを提示してきたため。羊毛の主産地であるオーストラリアの干ばつや原油高によるポリエステルの高騰による生地の値上がりが主な理由だった。
 栄中では男子で三万二千円、女子で四万円を超すことになり、競校長とPTAは「給食費の滞納にも見られるように、父母の負担は限界」との考えで一致。「第四の業者」を探したところ、東区のPTA関係者から、NPO法人・北海道障害者雇用拡大連絡協議会を紹介された。
 同協議会は以前から、紳士用スーツを手掛ける小樽市内の縫製会社の販売を仲介する代わりに、同社から利益の一部の寄付を受け、障害者が働く農園を開設する仕組みをつくろうと考えており、この仕組みで制服の製造を依頼することにした。価格交渉は事前の予約が必要などの制約はあるものの、大手より三割ほど安い男子二万三千円台、女子二万八千円台でまとまった。
 注文製造で流通マージンがかからないため、この価格でも利益は出るという。製品の質についても、競校長が工場を見学し、「スーツを作っているので、ブレザーの制服製造の技術も十分にある」と判断した。
 同校は既に小学校を通じ、来春の新入生の父母にこの独自ルートを加えた四社の制服の案内を配布。入学予定者百九十五人のほぼ半数から独自ルートの制服の予約を受けた。冬休み中に一斉採寸し、三月に現金引き換えで引き渡す予定。二女の制服を予約した母親(41)は「品質が大きく変わらないなら、本当にありがたい」と話している。
 学生服の業界関係者によると、詰め襟学生服を除くと、道内の中学や高校の特注の制服は、栄中と同じように数社が併売する形式が増えている。ただ、大手がほぼ市場を握っており、価格面で競争原理が働きにくいのが実情だ。
 ある大手メーカーの担当者は「学校の制服はスーツ以上に耐久性が求められ、三年間は着続けられるよう、素材や縫製を工夫している」と説明。大手の寡占体制に風穴を開けた栄中の取り組みを「ほかでは聞いたことがない。本当に実現可能なのか」と注視している。

(北海道新聞より引用)

2007年12月22日土曜日

FMいるか 開局15年記念し特番 24日「検定解答」や生ライブ

函館市の地域FM局「FMいるか」は二十四日、開局十五周年を迎える。当日午前十時から、人気のご当地検定を模した「いるか検定」の解答解説や、ゴスペル歌手のライブ公開生放送、十五年の歴史をヒット曲や話題とともに振り返るコーナーなど、十二時間の記念特別番組を放送する。
 いるか検定は、FMいるかに関する質問三十問で三択方式。難易度は、ホームページ(HP)にヒントがあるものから、放送をよく聴かないと分からないものまでさまざまという。すでに問題は同局で配布、HP上でも公開中。高得点者に賞品を用意している。解答の締め切りは二十四日午後八時まで。同日午後九時からの番組内で、正解発表と解説を行う。
 ゴスペルライブは午後六時から一時間、函館市末広町のはこだてクリスマスファンタジー会場で開催。札幌出身の歌手Natsukiさんがクリスマスの雰囲気を盛り上げる曲を披露し、その様子を生放送で伝える。
 同局は一九九二年十二月二十四日、日本初の地域FM局として開局した。福本学局長は「地域密着の局として今日に至ったのは支えてくれた人のおかげ。さらに親しまれる放送局を目指して努力したい」と話している。

(北海道新聞より引用)

2007年12月16日日曜日

新幹線ルート上のマンション 計画縮小4月にも販売 札幌JR桑園駅前

札幌市中央区のJR桑園駅前で建設中の分譲マンションが北海道新幹線の建設予定地に重なるとして販売を中止していた問題で、建築主の東急不動産(東京)と東京建物(同)は十四日、新幹線ルートに重ならないように計画を縮小し、来年四月にも販売を始める方針を明らかにした。
 問題のマンションは「ブランズ札幌桑園駅前」(地上十五階、地下一階、百八十一戸)。六月に着工したが、新幹線の高架橋がマンション部分に六-七メートル食い込むとして、新幹線を建設する鉄道・運輸機構北海道新幹線建設局(札幌)と道、札幌市が十月に計画変更を要請。東急不動産などは建設を中断し、販売も当面行わないとしていた。
 販売を決めたことについて、東急不動産は「計画を縮小しても事業として成り立つ可能性があると判断した」と話すが、縮小規模や建設再開の時期は明らかにしていない。

(北海道新聞より引用)

2007年11月19日月曜日

「おれは味方。相談して」 内藤世界王者がいじめ講演

 「おれは味方だ」。世界ボクシング評議会(WBC)フライ級チャンピオン内藤大助選手=豊浦町出身=が19日、札幌市立向陵中学校でいじめ問題について講演し、いじめを受けている子を念頭に「自分だけで考え込まないで、勇気を出して相談して。先生も親も聞いてくれないなら、おれに相談してください」と訴えた。
 内藤選手は札幌法務局から「1日人権擁護委員」に任命され、約1000人を前に講演。冒頭、自分も中学時代にいじめを受けていたことを紹介。「誰にも相談もできずつらかった。ボクシングをやれば、けんかが強くなりいじめから脱出できると思った」とボクシングを始めた経緯を振り返った。
(北海道新聞より引用)

2007年10月30日火曜日

戦列離脱中の西沢ら 休日を返上しトレーニング

 うかうかしていられないベテラン。昇格争いが大詰めを迎え、4連勝と波に乗っている札幌。20日の福岡戦でルーキーMF岡本、27日の愛媛戦で2年目のMF西がそれぞれJ初ゴールを挙げた。
(北海道新聞より引用)

2007年10月18日木曜日

白老のウヨロ川 迷子のベニザケ遡上

 【白老】白老町を流れるウヨロ川に、本来は遡上(そじょう)しないとされるベニザケが上っているのが確認され、環境団体の注目を集めている。
 発見されたのはウヨロ川上流約五・五キロの地点。十四日、道内の環境団体が集まって自然環境の保全と活用を考える「北海道市民環境ネットワーク全道交流会」にあわせて行われた「ウヨロ川フットパス・ウオーキング」で、参加者が赤いサケ一匹がいるのをみつけた。
 ベニザケは、美々川などで放流され遡上するが、ウヨロ川では見られない。今回発見されたのは誤ってウヨロ川に迷い込んだものとみられる。
 発見者で、札幌から交流会に参加した鎌田恵実さんは、「とても赤い色で驚いた。楽しく散策できました」と話していた。
(北海道新聞より引用)

2007年10月8日月曜日

ドラフト楽天1巡目 寺田投手頑張って 喜ぶ出身少年団、恩師、仲間 恵庭

 【恵庭】市内出身で札幌南高の寺田龍平投手(18)が、三日の高校生ドラフトでプロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスに一巡目で指名され、地元では喜びが広がっている。野球に明け暮れたスポーツ少年団の恩師やチームメートは「持ち前の負けん気で頑張って」とエールを送る。
(北海道新聞より引用)

2007年9月25日火曜日

育成園理事長を告訴 札幌の元入所男性、障害年金の横領容疑で

 社会福祉法人「札幌育成園」(本部・札幌市西区、曽我知夫理事長)が、道内で運営する知的障害者施設の入所者に障害基礎年金の寄付を強要していた問題で、同法人が寄付させていた年金を借入金の返済などに充てていたとして、元入所者の男性(47)が、業務上横領罪の容疑で曽我理事長を札幌地検に告訴していたことが二十二日、分かった。男性の代理人によると、同地検は受理し捜査に乗り出している。

(北海道新聞より引用)

2007年9月8日土曜日

札幌都心で大道芸イベント プロ、アマ90組登場

 プロ、アマ合わせて約九十組が大道芸を見せるイベント「さっぽろパフォーマンスカーニバル だい・どん・でん!」(札幌都心にぎわいづくり実行委主催)が一日、札幌中心部で始まった。
(北海道新聞より引用)

2007年8月27日月曜日

「法令順守を徹底」 石屋製菓 島田新社長が抱負

 人気菓子「白い恋人」の賞味期限改ざんなど一連の不祥事を受けて、二十三日に石屋製菓(札幌)の新社長に就任した北洋銀行前常務の島田俊平氏は同日、札幌市内で記者会見し「全社員にコンプライアンス(法令順守)の考え方を根付かせたい」と述べ、再発防止に全力で取り組む姿勢を強調した。
(北海道新聞より引用)

2007年8月16日木曜日

日本語と6カ国語で記入 緊急時のカード 札幌の市民団体が作製

 外国人の子弟らに日本語の学習支援を行っているボランティア団体「札幌子ども日本語クラブ」(谷光代表)が、日本語が不自由な子供たちが緊急時に使うための「サバイバルカード」を作製した。「具合が悪い」などの日本語と、対応する六カ国語を記し、教師らに必要最低限の意思表示ができるよう助ける。同クラブはこのカードを道内小中学校、高校に無料配布する。

(北海道新聞より引用)

2007年8月4日土曜日

「星の降る里」自己破産 芦別市三セク 負債総額75億円

 芦別市の第三セクター「星の降る里芦別」(芦別、末野篤国代表)は札幌地裁に自己破産を申請し、二日までに手続き開始決定を受けた。帝国データバンク札幌支店によると、負債総額は七十五億円。旧産炭地域振興の「モデル事業」は、芦別市に巨額の負債返済という重い負担だけを残して清算される。
 同社は、産炭地域の経済活性化を目指して一九八八年三月に設立。総工費五十二億円を投じ、九○年七月にテーマパーク「カナディアンワールド」を開業した。
 年間入場者数を四十万人とした当初計画に対して、実際は九一年度の二十七万人をピークに低迷が続き、九七年十月に閉園。その後は入場無料のカナディアンワールド公園として存続したが、維持費で年間一億円程度が持ち出しとなり、閉園時点からの十年間で債務は約十三億円膨らんだ。
 同社は建設資金の大半を金融機関からの借り入れに依存。負債額のうち、三十二億四千万円については今年六月に札幌地裁で調停が成立した。それによると同社に代わり、損失補償契約を結んでいる芦別市が年利0・5%で十九年かけて分割返済する。また三セクが所有していた公園が市に売却されており、どう管理、運営していくかなども今後の課題となる。

(北海道新聞より引用)

2007年7月27日金曜日

藤田、世界の成果見せる あすアウエー仙台戦

 “世界の征也”が満を持して登場する。U―20ワールドカップで右足を痛め、帰国後も別メニューなどで調整していたMF藤田征也(20)がトップチームの練習に合流し、25日のアウエー仙台戦の出場が濃厚となった。国内での試合は6月16日の徳島戦以来39日ぶりとなる。  「早くチームで試合をしたかった」。世界を経験した男も、武者震いを隠せなかった。世界に通じた運動量とスピードを、日本で久々に見せる時がきた。  藤田は13日にU―20W杯から帰国。だが、チェコ戦で右足甲を痛めていたため、21日の東京V戦を欠場した。22日まではランニングが主なメニューだったが、この日はトップチームの練習に合流し、ミニゲームにも参加した。「痛みはまったくないし、問題なくできた。全然、大丈夫です」と自ら出場にゴーサインを出し、明るい表情を見せた。  出場すれば、国内では39日ぶり、J2で6試合ぶりの試合となる。「代表で学んだことは、試合に出て初めて分かると思う」と話し、「代表も家族みたいでいいチームだったけど、やっぱり、こっち(札幌)の方がやりやすい」と試合を待ち望んでいた。  藤田が不在の間、チームも追われる者のつらさを味わっている。札幌が1試合少ないとはいえ、2位・京都との勝ち点差は1。「あのまま行けるとは思ってはいなかった。でもこれからは上位との試合は最低限、引き分けることが必要」と気を引き締めた。  復帰戦がいきなりアウエーの仙台という厳しい状況で、夏場の暑さも追い打ちをかける。「仙台の雰囲気は好きだし、気合が入る。暑さで皆が動けなくなる時間があると思うので、そういう時こそ、運動量を多くしてやっていきたい」と意気込む。三浦監督も「動きの悪さは感じられない。いつも通りのパフォーマンスを出してほしい」と望む。藤田が右サイドを馬車馬のように走る姿が、久々に見られそうだ。

(北海道新聞より引用)

2007年7月20日金曜日

アートな天井 札幌ジャズフェス ドーム会場に投映

 札幌市内で二十一日開幕するジャズフェスティバル「サッポロ・シティ・ジャズ」(実行委員会主催)の会場になるドーム形テント(中央区中島公園)で十八日夜、演奏を盛り上げる映像の試験投映が行われた。半球形の天井一面に幾何学模様などの映像が映し出されると、テント内部は幻想的な雰囲気に包まれた。
 テントは「ホワイトロック」と呼ばれるアメリカ製。直径二十七メートル、高さ十四メートルで、約四百五十人の聴衆を収容できる。
 映像は石川県小松市の人気映像作家長谷川章さんの作品。試験投映では、色とりどりのモザイクや流体のような映像が次々に投射され、関係者は“満天”に広がる幻想的な風景に圧倒されていた。テントは半透明で、外を歩く人も映像を楽しめる。
 実行委は「一流アーティストの演奏と、映像を楽しんでほしい」と話している。
 シティ・ジャズは八月五日までだが、ホワイトロックを会場とする「ホワイトロック・ミュージック・テント・ライブ」は同四日まで。
 チケット購入などの問い合わせは、実行委(電)011・592・4125へ。

(北海道新聞より引用)

2007年7月16日月曜日

JR西日本が特急と急行運休 「日本海」など12本

JR西日本は16日、新潟・長野で起きた地震の影響で、同日午後出発予定の新潟県内を通過する特急と急行計12本の運休を決めた。
 運休するのは青森-大阪間の「日本海」4本、札幌-大阪間の「トワイライトエクスプレス」2本、新潟-大阪間の「きたぐに」2本、上野-金沢間の「北陸」と「能登」の計4本。
(北海道新聞より引用)

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