少年スポーツの指導法をまとめた本「子どもを輝かせるスポーツコミュニケーションスキル」を、札幌市東区のコミュニケーションアドバイザー山口文子さん(47)が出版した。子どもの年齢に応じた指導法や、やる気の育て方など、実践的な内容を盛り込んでいる。
山口さんは元幼稚園教諭。札幌で社会人を対象に、子どもの指導方法を四年間教えるなどした経験を生かした。全十四章。「子どもを夢中にさせるツボはここだ」の章では、試合の結果が悪くても、日々努力する姿勢を認めてあげることを強調、「指導者と子どもをむすぶ話し方」では、子どもの心に寄り添い信頼関係に重きを置くことを説いている。
また、「親の心を理解する」では、指導者に無理難題を持ち込む親(モンスターペアレント)に対し「親の心をケアし、サポートすることも指導者の役割」「保護者の言いなりになるということではなく、最後まで保護者の言葉に心と耳を傾けるように」としている。
自らがパーソナリティーを務める地域FM番組にゲスト出演し、指導者の役目を語った北海道日本ハム前ヘッドコーチ白井一幸氏(46)との対談も収録した。
二児の母でもある山口さんは「熱心な指導者にこそ読んでほしい」と話している。体育とスポーツ出版社(東京)刊。四六判、二百十二ページ、千七百八十五円。
全国の書店で発売中だ。
(北海道新聞より引用)
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